新艇情報
【重要】現在CABOのモデルの建造は一時中断しております。詳しくはこちらをご覧ください »
“そのハンドリング能力について、すでに高い評価を得ている「CABO40エクスプレス」が「CMD Zeus」ポットドライブによって、さらに優れたマニューバビリティを身につけた” CABOはどうやってより完璧なものとなったのか?まずは、「CMD Zeus」ポットドライブについて
CABOヨットは、ふたつのシンプルな原則を創設以来のポリシーとしてきました。優れ た設備をもって高品質なボートを建造することと、妥協を許さないことです。そし て、この20年の間に、CABOのモデルは、その構造の強靭さや高性能、フィッシャビリ ティなどにおいて、それぞれのクラスのスタンダードとなるものを構築してきました。
今、CABOは、CMD(カミンズ・マークルーザー・ディーゼル)と共にスポーツフィッ シングの世界の推進技術における先駆者として、再び新たな道を切り開こうとしてい ます。大成功を収めている「40エクスプレス」に「CMD Zeus」ポットドライブを装備 することにより、そのパフォーマンス、安全性、そしてボートコントロールなどを、他に類の無いレベルまで到達させることに成功したのです。
CMD Zeusは、ジョイスティックを用いた革新的なポッドドライブです。通常航走時、 ポッドドライブは水平に(船底と平行に)その推力を発生するため、(斜めの推力軸 を持つインボードタイプなどに比べ)そのパワーの多くがボートの推進力として有効 にはたらきます。
一方、両舷それぞれのポッドは、それぞれが別々に動作した場合に も、幅広い動作角で、個別に最大の推力を発生することができますから、きわめて優 れた操船性を提供できるわけです。流体力学的に優れた形状のポッドには、(一般の インボードドライブと異なり)プロペラ軸やストラット、舵板などで生じていた抵抗 がありません。
さらに、キャビテーションの発生による推進力のロスは二重反転プロ ペラによって最小限に抑えられています。フィッシングにおいては、クリアで乱流の 混じらない、トローリングに適した航跡を実現することになります。
それぞれのポッドが個別に動作することにより、きわめて高効率で、そしてレスポン スの良い旋回ができます。操船時は、そのレスポンスを調整可能なセルフセンタリング式のステアリングホイールでポッドの操向を行います。
また、ポッドドライブには 一体のトリムタブが装備されており、それも動作させることが可能です。なお、この トリムタブは、加速時などは自動的に作動してパフォーマンスを向上させるとともに、操船者の良好な視界を保つように働きます。
さらに、二重反転プロペラによって、(プロペラの回転による)横圧力の発生を排除。これにより、前進時はもちろ ん、たとえ後進時であっても、ボートは優れた直進性を保つ事ができます。
「CABO/Zeus 40 エクスプレス」においては、桟橋へのアプローチの際、風や潮流の 影響を心配する必要はありません。
先進のジョイスティック・コントロールでは、驚くほど直感的に、しかも、ただ手首のひとひねりで操船することが可能なのです。真横への移動、その場回頭、精密なスピード調整など、すべて「ワンハンド・コントロール」です。
離着岸においても、また、ブルーマーリンとのファイトで後進をかけ るような場合でも、ボートの制御は、従来とまったく異なる次元のものになっている のです。
「スカイフックGPS」は、フィッシングの最中に船が流され、船位を失いかねない状 況でも、簡単にポジションを維持してくれるいわば、「仮想アンカー」のようなものです。狙ったところへボートを走らせたら、あとはその位置をキープさせるだけ。シンプルそのものです。
革新的な推進装置とコントロールシステムの組み合わせは、た とえば混雑した給油桟橋などへ着岸しようというとき、操船者自身がフェンダーや舫いを用意しなければならないような場合にも、ボートの位置をキープしてくれるのです。
「スカイフックGPS」と「Zeus」によるボートポジションのキープにより、勝手に ボートが流されるような事態は回避できるということは、ちょうどボートをクルマのように好きなところへ停めておける、ということなのです。いちいち細かく位置を キープするための操船をする必要はありません。
従来を上回るトップスピード、向上した燃費、素晴らしい高速ハンドリングと驚くべ き低速のマニューバビリティ、そして仮想アンカーである「スカイフックGPS」な ど、「CABO/Zeus 40 エクスプレス」は、従来のフィッシングボートとはまったく異 なるモデルです。
すでに多くの方に好評をいただいているCABOフルートですが、その 中でもこの最新モデルは、マニューバビリティやコンペティティなフィッシング能力 のおいて、一頭地を抜く存在と言えるでしょう。
全長 | 13.05m |
全幅 | 4.80m |
喫水(喫水高) | 141cm |
排水量 | 12700kg |
サロン(室内)最大天井高 | 1.98m |
実用コクピット面積 | 8.36㎡ |
最大燃料搭載量 | 2090L |
最大清水積載量 | 285L |
就寝可能定員 | 5名 |